妊活中は女性だけではなく男性にも妊活中にできることは沢山あります。
でも、男性の中には何から始めればいいのかで迷っている方もいると思います。
一日でも早く、妊娠ができるように当サイトでは、男性ができる妊活の情報をご紹介します。
赤ちゃんを授かるためには女性だけではなく、男性側も積極的に協力していきましょう。
不妊の原因が男性というケースも多い
不妊症で悩んでいるカップルを対象にWHOが行った調査では、約半数のカップルで不妊の原因が男性にもあるという結果が出ていたそうです。
妊活をする場合は、女性だけでなく男性も一緒に妊活するのが望ましいのです。
男性が原因の不妊症の場合は、造精機能障害といって下記のような精液や精子の状態が原因のケースもあります。
- 精液中の精子がない(無精子症)
- 精液中に精子が少ない(乏精子症)
- 精子の働きが活発ではない(精子無力症)
また、造精機能障害以外にも以下の要因で男性不妊に繋がっている可能性もあります。
- 勃起不全(ED)
- 射精障害
- 精巣形成不全
妊活を取り組む場合は女性だけではなく、男性も生殖機能を健康的に保つなど不妊対策をすることで妊娠する確率を下げないことに繋げましょう。
男性が不妊になる原因としては遺伝や先天性のものもありますが、普段の生活習慣や食生活(食べ物)、病気や薬の影響で妊娠しずらくなっているという場合もあります。
子供を作りたいと思ったら、男性も妊活中にできることをしっかり実践して妊娠に備えましょう。
『妊活中に男性ができること』まとめ
妊活中の男性ができることをまとめてみました。
日常生活の中でのポイントを押さえて、より健全な生殖機能を維持できるように努力していきましょう。
栄養バランスを意識した食べ物を摂取しよう
男性の妊活の場合、まず意識したいのが普段、口にする食べ物です。特にお仕事が忙しい男性は外食が多かったり、付き合いで飲み会などもあったりと食生活が乱れがちな方も多いです。
ファーストフードやガッツリ系のお弁当はなるべく控えて、コンビニで手軽に買えるものでもOKなので栄養素バランスを意識した食べ物を摂取しましょう。
妊活中の男性にオススメの精子力にアプローチできる食材や栄養素を下記にまとめました。
栄養素名 | 主な食材 |
---|---|
亜鉛 | レバー、牡蠣、卵黄、納豆など |
ビタミンE | アーモンドなどのナッツ類、魚介類、うなぎ、豆乳、モロヘイヤ |
ビタミンC | レモン、ミカン、ブロッコリー、パプリカ |
ビタミンB群 | 豚肉、うなぎ、納豆、カツオ、レバー |
妊活中は健やかな精子の状態を維持するために上記の栄養素も食事のメニューに積極的に加えていきましょう。
ただし、共働きで忙しい夫婦などは食事の中で栄養バランスを整えるのは難しいと考えている方も多いと思います。
コンビニで買えお手軽に妊活対策になる栄養素が摂取できる食べ物を下記にまとめました。
コンビニで買える亜鉛を含む食べ物
亜鉛は人間の体の臓器の中では前立腺に多く存在していて、亜鉛が不足すると味覚障害や下痢、骨粗鬆症に加えて精子の濃度や運動率の低下が心配されています。
妊活を意識している男性は毎日しっかり摂取しましょう。
亜鉛を含む食品をコンビニで買うならチーズ類がお手軽に亜鉛が摂取できるのでオススメです。コンビニにはプロセスチーズなど小分けになっているチーズも多数販売しているので口に合うものを食べましょう。
ただし、チーズは高カロリーなので食べ過ぎには注意です。
コンビニで買えるビタミンEを含む食べ物
酸化ストレスと精子の質の低下には関連性があると言われています。ビタミンEには抗酸化作用に加えて血流促進作用もあるので卵子や精子にも、うってつけの栄養素といわれています。
ビタミンEを含む食品をコンビニで買うならアーモンドやクルミなどのナッツ類がオススメです。しかも、アーモンドやクルミはダイエッターにも注目されている食材で体型が気になる男性にもオススメです。
しかもアーモンドやクルミには亜鉛も含むので仕事休憩の間食などで積極的に食べてみましょう。
また、食塩や油分が使われていない素焼きの商品を選ぶと健康にも良いです。ただしナッツ類は高カロリーなので食べ過ぎは厳禁です。
なるべく食べきりサイズの小袋の物を選ぶのが良いと思います。
コンビニで買えるビタミンCを含む食べ物
ビタミンCも抗酸化作用があるので精子にも大切な働きをすると言われています。ビタミンCは水溶性のビタミンなので体内に摂り込んでも排出されやすい性質があります。
一気に大量に摂取するのではなく小まめに小分けにして摂取するのが理想です。
ビタミンCを含む食品をコンビニで買うならカットフルーツがオススメです。リンゴやパイナップルなど、事前に切ってあるので封を切って食べるだけで凄くお手軽です。
また、ビタミンCが含まれている清涼飲料も沢山発売されているのでそれらを活用するのもイチオシです。
コンビニで買えるビタミンB群を含む食べ物
葉酸に代表されるビタミンB群も妊活男性の健康維持をしっかりサポートしてくれる栄養素です。葉酸は男女ともに妊活時の健康的な身体作りを助けてくれる成分です。
パートナー揃ってしっかり摂取していきましょう。
葉酸を含む食品をコンビニで買うなら冷凍枝豆がオススメです。
最近のコンビニでは、そのまま電子レンジに入れて数分待つと食べられる便利な商品を販売しています。職場に電子レンジなどがあればコンビニで買ってきて職場で出来たての枝豆を食べれます。
妊活男性が意識したい生活習慣を紹介
今度は日常の中で気をつけたい生活習慣をまとめてみました。
普段何気なく行っている生活習慣が子供ができにくい要因に繋がっている場合があるので、該当するものがあれば妊活中は控えてみましょう。
煙草(たばこ)を吸わない(禁煙)
喫煙(たばこ)は、血流を悪くさせるので、精子数の減少や運動能力が低い精子の割合の増加をはじめ、ED(勃起不全)などの原因にもなると言われています。
自宅などで吸う場合は副流煙でパートナーにも受動喫煙のリスクを高めてしまいますし、また、たばこの酸化ストレスは精子のDNAの構造にもダメージを与えるという話もあるので妊活中は禁煙しましょう。
飲酒もなるべく控える
多量の飲酒により生成されてしまう酸化物質は、健全な精子の産生にマイナスの要素なので、妊活中のアルコール摂取はほどほどにしましょう。
特に、毎週金曜日や忘年会シーズンなどは大量の飲酒をしやすい曜日や時期でもあるので注意です。
また、カフェインも妊娠のしやすさに関係があるという説もあるのでコーヒーやエナジードリンクを大量に飲むという方は控えるようにしましょう。
股間を温めすぎないような工夫を
体を冷やすのは良くないという考えから股間も温めた方が妊活には良いというイメージを持っている方もいますが、実は、精巣の造精機能は熱に弱いので温めすぎないのが良いとされています。
自宅や普段の生活でできる温めすぎない工夫をまとめてみました。
- 長時間のお風呂は避ける
- トランクスなど風通しの良い下着を選ぶ
- スキニータイプなどのピッタリ目のジーンズやズボンを避ける
- サウナ入浴も避ける
入浴は熱すぎない温度のお湯を入れ、15分以上は浸からない様にしましょう。
歯周病も精子には良くない
歯周病は精子にも良くない影響があるのではないかと心配されています。
妊活中に限ったことではないですが、男女ともに歯周病には気をつけましょう。
歯磨きだけでは、歯間に詰まった歯垢などは上手くかきだせません、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使って歯間や歯と歯茎の隙間などを細かく清掃するように心がけましょう。
禁欲し過ぎない
精子は毎日作られ貯蔵されていくので、禁欲してなるべく溜め込んだ方が密度が上がり妊娠の可能性が高くなりそうな気がしますが、実は禁欲のし過ぎは良くありません。
確かに、禁欲すると精子数は増えていくのですが、それと同時に古い精子も増えていってしまいます。古い精子からは活性酸素が作られて周りの新しく作られた精子に悪影響を与えていってしまいます。
禁欲日が6日以上続くと妊娠率が低下するという報告もあったので5日に一回は射精をするようにしましょう。
妊活男性のための精液検査とは?
スムーズな自然妊娠を狙うなら正常な精液であるのが理想です。病院やクリニックでは妊活男性のための精液検査というものを受けることができます。
精液検査では精液の量、精子の数、運動率、正常形態率などを調べてもらえます。
体調やストレスなどによって結果は違うので、一回の検査で男性不妊と決定するわけではないそうです。
これから、妊活をするという場合は、まずは病院やクリニックに行き精液検査をしてもらうのをお勧めします。
パートナーと二人三脚で妊活しよう
スムーズな妊娠にはパートナー同士協力して二人三脚で一緒に妊活をしていくことが重要です。
妊活時にパートナーと一緒に築いた信頼関係は、その後の子育てや生活でもプラスの要素になってきます。
また、女性には加齢による卵子の老化の問題もあります。
妊活をしようと思ったら、男性も恥ずかしがらずにすぐに精液検査に行くなど、迅速に協力することが大事です。